＜新学習指導要領のポイント＞

1．思考力・判断力・表現力を育成する内容に

　⇒これまでの教科書の「内容を覚えて使う」だけでなく、得た情報から自分の意見、考えを述べたり、得た情報からどうすべきかを判断したり、まだそれらを自らのことばとして表現していく力が重視されます。

2．指導語彙および文法項目が増加

　⇒語彙数は現行の1200語程度から、1600～1800語程度に。これに、小学校で導入される600語～700語が加わり、実質的には中学卒業時には2200～2500語程度を学習することになります。

　⇒以下の文法項目が新たに追加されます。

「感嘆文のうち基本的なもの」、「主語+動詞+間接目的語+that/whatで始まる節」、「主語+動詞+目的語+原形不定詞」、「主語+be動詞+形容詞+thatで始まる節」、「現在完了進行形」、「仮定法のうち基本的なもの」

3．目標設定が4技能5領域に

　⇒従来の「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の4技能のうち、「話す」が＜やり取り＞・＜発表＞の2域に分かれます。さらに「話す」では即興性が重視されます。

上記のような新学習指導要領の改訂方針を受け、すでに高校入試は難化傾向にあります。また、スピーキング試験の導入が検討されていたり（東京都）、資格試験の活用が可能であったり（大阪府、福井県など）と、4技能の力が問われる傾向も強まりつつあります。

　英語教育改革が進む中、高校入試も多様化しつつあります。また、大学入試における民間試験の採用により、英検をはじめとする外部試験対策に力を入れる同業他社も増えました。それぞれのテスト形式に慣れることは大切ですが、言うまでも無く、目先の試験対策だけでは真の英語力は身につきません。言い換えると、「英語の地力」さえあれば、どのようなテストにも対応できるのです。ECCジュニアのミッションは、まさにこの「英語の地力」を身に付けることです。高校入試はもちろんのこと、その先にある21世紀社会で活躍するための英語力を身につけなければなりません。

　新しい中学スーパー英語のコンセプトには、現行のGlobal Viewシリーズと同じ「21世紀型能力の養成」と「グローバル・コミュニケーション能力の養成」を掲げています。生徒さん1人1人の将来を見据えて、ECCが目指す「英語USER」を育てていきます！

改訂ポイント1：インプットの質と量

　日常生活にとどまらず、社会問題なども取り上げ、思考を深めたり、話合いができたりするような質の高いものを取り入れます。また、インプットの分量も多くなります。

改訂ポイント2：語彙・文法の強化

　・語彙：中学3年間で英検2級レベルの語彙習得を目指します。

　・文法：新学習指導要領に即した文法項目を学習します。

さらにJA（中3クラス）では、高校先取り英文法として、中学校では扱わない文法項目も扱います。

改訂ポイント3：4技能5領域の強化

　・インプット「聞く・読む」：自然な発話スピードのリスニング素材の使用、長文読解スキルの強化を促進します。

　・アウトプット「話す（やり取り・発表）・書く」：提起されたテーマに対して、その場で自分の意見や考えを述べるなど即興性を高めます。また、「主張⇒理由⇒結論」といった論理的思考に基づいた発表も行います。

改訂ポイント4：学習効果の最大化

　自習・予習ベースの学習スタイルで、自律学習を促進すると同時に、レッスン内でのコミュニケーション活動の活性化を図ります。また、CAN-DOリストの活用などで到達度を可視化し、PDCA＝「Plan(計画)・Do（実行）・Check（評価）・Action（改善）」サイクルをうまく回すことで、更なる学習への動機付けを行っていきます。